ショットガンライダーズ
2019.10.17
(中島静香) ショットガンライダーズの愚図ケンジさんにお話を伺っていきたいと思います。よろしくお願いします。
(愚図ケンジ) よろしくお願いします。
(中島) FMOH!の番組で私たちはよくお話をしてはいるんですけれども、今日はショップに来てお話を伺っていくわけですが、ショットガンライダーズというバイクショップは、どんなこだわりを持って立ち上げられたんですか?
(愚図) 普通のオートバイ屋さんとは違って、自分がプライベートで乗ってた頃にね、パーツ分けてもらったり、ちょっと触ってもらったり、知り合いのお店とかを出入りしてたわけですよ。で、技術を提供してもらったり、部品をもらったりという目的がはっきりとある場合はいいですけど、それ以外のちょっとソフトなところがあるじゃないですか、ちょっとロックな雰囲気出したいねんけど、ここどうしたらええかなとかね。
(中島) デザイン的なところですね
(愚図) どうパーツ組み合わせて、どういうチューンをしたら自分の思うちょっとロックテイストなマシンになるかなって、自分も模索するんですけど、一応職人としてのオートバイ屋さんにも相談するわけです。でも明確な答えがなくて自分がカッコええなと思うドンピシャなオートバイ屋さんがなくて、自分の理想を叶えられる事をしたいなというのが始まりなんです。だから、オートバイ触るの好きとか、そういう情熱からじゃないんですね。自分が欲しいものを得るために。
(中島) 私はバイク初心者なんですけど、そういう思いを持ってバイクショップを立ち上げている人って、どれだけいるんだろう。修理屋さんとかパーツ屋さんって。。。
(愚図) 誤解されると思うんですけどね。いつもいうのがね、俺ね、バイク触るの嫌いなんですよ。
(中島) 嫌いなんですか(笑)
(愚図) はい、嫌いです。
(中島) バイク屋さんなのにね。。。
(愚図) そうなんです。プライベート頃、自分のオートバイカッコよくするのに、毎回毎回ここちょっと変えようというのをいちいちオートバイ屋さんに持って行ったら、その度にお金かかるじゃないですか。貧乏ロッカーやったんで、自分達でするしかないんですよ。
(中島) はい
(愚図) 例えば、ココをこうしたらカッコよくなるよなって閃いたら、すぐせな気がすまないんですよね、イラチやから。
(中島) へー。
(愚図) 来週の休みの日にどこそこに持って行ってやってもらおうとしたら、お金もかかるし、それまで待たなあかん。それが耐えられへんから、すぐやる。仲間うちで集まって、あれこれやって、そうやって(チューンの技術を)覚えっていたんです。それは、自分のオートバイをカッコよく走らせたい!のそこが着地なんですよね。それを早く手に入れたいから、仕方なく触る事を覚えた。
(中島) 子供心をずっと持ってらっしゃる方だなぁと思っていましたけど、今ゲームしようぜ!のノリで、バイクを触りたくなる、カッコよくしたくなる・・・というところから始まった。
(愚図) そうです。例えばゲーム。ゲームをして楽しむことが目的じゃないですか。ゲームを始めるまでの準備ってあるじゃないですか、それはやらんと始められないじゃないですか。その部分ですよね触るっていうのは。仕方なくやってるんです。
(中島) バイクショップを立ち上げておいて(笑)
(愚図) カッコいいオートバイを作りたい。カッコいいオートバイを走らせたい。そこが目的なんです。
(中島) でも、このお店に来る人っていうのは、愚図ケンジが思うカッコいいバイク、俺もカッコいいと思う、私もカッコいいと思う、きっと共通の思いがあってきてくれる方が多いということですよね?
(愚図) そうです。ファッションと一緒でね。何がカッコよくて、何がお洒落かっというものは、人によって物差しがちがう。好みもジャンルも違うし。ただ、自分が欲しいと思うカッコええものと思うジャンルのところに無かったんですよ。自分の思ってるオートバイ業界に。なら、自分がやろうと。